Tableau よく聞かれる質問より ⑥

こんにちは

 

tab_usaと申します。

 

仕事がらTableauのデモをすることがしばしあり、その際、お客様からよくご質問されるものをブログにて残していこうかと思います。

 

Tableauに興味がありながらも、なかなか一歩踏み出せない方などの、ご参考に少しでもなれば幸いです。

 

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目次

  1. ご質問内容
  2. 回答

 

1. ご質問内容

 

こちらも非常に多くお聞きするご質問です。

是非、ご参考ください。

 

「棒グラフで、月ごとに今年と去年の売上を横に並べたい」といったご質問でした。

 

 

2. 回答

 

実は、操作は、非常にシンプルです。年 > 四半期 > 月とドリルダウンし、

四半期を削除した上で、年と月の並び順を逆にするだけでした!

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Tableauはなるべく表示させるものを少なくしつつ、直感的に理解できる表現をおすすめしています。

 

上のVizでも構わないですが、Bar in Barのような表現に変えてみたらどうでしょうか。

 

ただし、棒グラフはデフォルトでは積み上げになってしまい、色を変えるだけでは分離できませんので注意が必要です。

解決方法は、画面上段のメニューバーにある、[分析] > [スタックマーク] > [オフ]と設定することでした。

こうして、後は”年(オーダー日)”を[サイズ]に入れると、Bar in Barの表現となりました。

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皆様も是非お試しを。

 

 

 

Tableau よく聞かれる質問より ⑤

 

こんにちは

 

tab_usaと申します。

 

仕事がらTableauのデモをすることがしばしあり、その際、お客様からよくご質問されるものをブログにて残していこうかと思います。

 

Tableauに興味がありながらも、なかなか一歩踏み出せない方などの、ご参考に少しでもなれば幸いです。

 

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目次

  1. ご質問内容
  2. 回答

 

1. ご質問内容

 

今回のご質問は、少し専門性が高いご質問でしたが、Tableauを理解する上で重要な

コンテキストフィルターに関することなので、記載しようかと思います。

 

「売上実績のない会員を除いてデシル分析(※)をしたいが、どのようにやるのか?」

というご質問を受けました。

 

お客様からは更に「単純にフィルターをかければいいのかと思っていたが、通常のフィルターではデシルのランク分けの計算の後にフィルター処理されるので、売上が一番小さい10番目のランクの人数が減るだけなので、うまいやり方を教えてほしい」とお話をいただきした。

 

因みにですが、デシル分析とは、購買履歴データをもとに全顧客の購入金額を高い順に10等分して、各ランク(デシル1~10)の購入比率や売上高構成比を算出する分析方法のことです。 少し難しいですね。デシル分析の方法については、こちらの説明もご参考ください。

 https://kb.tableau.com/articles/issue/creating-a-decile-of-measure-dimension?lang=ja-jp

 

2. 回答

 

試しに、おなじみのサンプルスーパーストアのデータで購入額1万円未満の顧客を除外したデシル分析を行って見ました。

 

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やはり通常のフィルターではランク10の人数だけが減ってしまいます。

 

購入額1万円以上の顧客を対象にして十等分したければ、計算フィールドで行っている

ランク計算が行われる前に、フィルター処理をする必要がありますよね。

 

ここで重要になるのがフィルターの順序となります。

https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/order_of_operations.htm

 

Tableauのフィルターの順序は下図のようになっています。

先順序でフィルターをするコンテキストフィルターを使えば、ランク計算前に除外ができそうです。

 

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フィルターをコンテキストフィルターへ変更するには、既にフィルターに入ってるフィルターを右クリックし、[コンテキストに追加]とするだけです。

 

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こうすると、目標どおり購入額1万円未満の6名を除いて十等分されたランク分けができました。

 

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Tableauのようなツールを使う場合、処理がどのような順序で実行されるのかは見えにくいため、フィルターの順序はぜひ覚えておいて頂きたいノウハウとなります。

 

 

Tableau 小技編 よく聞かれる質問より ④

こんにちは

 

tab_usaと申します。

 

仕事がらTableauのデモをすることがしばしあり、その際、お客様からよくご質問されるものをブログにて残していこうかと思います。

 

Tableauに興味がありながらも、なかなか一歩踏み出せない方などの、ご参考に少しでもなれば幸いです。

 

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目次

  1. ご質問内容
  2. 回答

 

 

1. ご質問内容

 

今回は、少し小技をご紹介したいと思います。

Tableauをご使用されていて、お困りになられていたことをお伺いしたので共有させていただこうと思います。

 

「積み上げグラフのそれぞれの棒の上に合計値を表示したいが、各要素の数値しか出せない」 

 

単純なようで実はちょっとした小技が必要だったりします。

ご参考までに、こちらでやり方をご紹介します。 

 

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こちらを実現するには、リファレンスラインを使うと簡単に解決します。 

先ずは、画面左のペイン(タブの部分)を[データ]ペインから[アナリティクス]ペインに変更します。

[リファレンスライン]をドラッグして シート上にカーソルを動かし、”セル”の上へドロップします。 

 

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リファレンスライン、バンド、またはボックスの編集ウィンドウが表示されますので、 そこで、設定項目の[ラベル]、[]なしとすると積み上げグラフの上に合計値が表示されます。 

 

このままでは数値が左に寄っているので、合計値の周辺を右クリックし、 

[書式設定...]を選択、[配置]-[水平方向]で”中央”を選択すると、下図のように表示されます。 

 

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リファレンスラインは数値のトレンドが上昇傾向か下降傾向なのかを表すときによく使いますが、 このような小技もありますのでぜひお試し下さい! 

 

 

 

 

 

Tableau よく聞かれる質問より 番外編3

こんにちは

 

tab_usaと申します。

 

Tableauから2021.4がリリースされましたね。

新機能のご案内の最終回とさせていただこうかと思います。

 

 

Tableauに興味がありながらも、なかなか一歩踏み出せない方などの、ご参考に少しでもなれば幸いです。

 

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目次

  1. 2021.4
  2. ピックアップ

 

1. 2021.4

Tableauでは新機能リリース時に新機能まとめのページが公開されます。
機能全体を確認するのに適していますのでぜひご覧ください。

www.tableau.com

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最新バージョンのアプリケーションは以下のリンクからダウンロードいただけます。

www.tableau.com

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2. ピックアップ

 

最終回の今回は、アニメーションの再生を少しご紹介させていただきます。

創業者にPixar設立メンバーがいるTableauらしく、表現力の豊かさを新機能強化に入れてきましたね(^^)

 

ボタンをクリックするだけで、アニメーションを使用したデータビジュアライゼーションを再生することができ、データの傾向と変化をすばやく確認できる機能が追加となりました。

データビジュアライゼーションとアニメーションを組み合わせると、データを繰り返し見て確認できるようになります。

皆さんが最後に操作した際のアニメーションをいろいろな速度で再生して変化を再確認できるようになりました。

 

データの解釈、値の比較、重要な項目への注目、データ内のパターンの特定をすばやく行うことにつながりますね。

 

以下の速度でリプレイ可能なので、是非お試しください。

 

・1/2のスピード

・実際のスピード

・2倍のスピード

 

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Tableau よく聞かれる質問より 番外編2

こんにちは

 

tab_usaと申します。

 

Tableauから2021.4がリリースされましたね。

前回に続き、少し新機能のご案内をさせていただこうかと思います。

 

 

Tableauに興味がありながらも、なかなか一歩踏み出せない方などの、ご参考に少しでもなれば幸いです。

 

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目次

  1. 2021.4
  2. ピックアップ

 

1. 2021.4

Tableauでは新機能リリース時に新機能まとめのページが公開されます。
機能全体を確認するのに適していますのでぜひご覧ください。

www.tableau.com

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最新バージョンのアプリケーションは以下のリンクからダウンロードいただけます。

www.tableau.com

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2. ピックアップ

 

今回は、Tableauユーザーの方がよく使われているマップ機能の強化部分となります。

今回の機能拡張により、マップビジュアライゼーションに無制限の数のレイヤーを追加できる機能が、さらに強化されました。

 

マップレイヤーで複数のデータソースをサポートできるようになったため、それらの相互のコンテキストでより多くのデータを分析できるようになりました。

 

たとえば、さまざまなデータソースから、店舗の場所、アクセシビリティ、人口、収益を示す地図を作成できます。

 

ブレンドや結合をしなくても複数のデータソースから1つのマップに表示可能なのはありがたいですね。

 

Tableauのサンプルデータでおなじみのサンプルスーパーストアのデータとオープンデータである国土数値情報なんかも下記のように簡単にレイヤーを重ねて表示が可能です。

 

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Tableauはマップ表現にも力をいれています。表現力が強化された新バージョンで様々なマップ活用を皆様も試されてみてはいかがでしょうか。

 

Tableau よく聞かれる質問より 番外編

こんにちは

 

tab_usaと申します。

 

Tableauから2021.4がリリースされましたね。

少し新機能のご案内をさせていただこうかと思います。

 

今回は、少し実務で使われている方に御活用いただけそうな機能が多気がします。

その中で幾つかを簡単ですがご紹介できればと思います。

 

Tableauに興味がありながらも、なかなか一歩踏み出せない方などの、ご参考に少しでもなれば幸いです。

 

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目次

  1. 2021.4
  2. ピックアップ

 

1. 2021.4

Tableauでは新機能リリース時に新機能まとめのページが公開されます。
機能全体を確認するのに適していますのでぜひご覧ください。

www.tableau.com

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最新バージョンのアプリケーションは以下のリンクからダウンロードいただけます。

www.tableau.com

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2. ピックアップ

 

今回ご紹介する新機能は、「データに聞く」機能とSlackの統合です。

Slack と「データに聞く」機能の統合強化により、ビジネス全体で幅広く分析を利用できるようになりました。Tableau の「データに聞く」機能で生成された Viz を Slackやメールでで直接共有できるようになりました。

 

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Tableau Server or Tableau Onlineで、いつものようにデータに聞くでVizを作成してみると、右肩に共有のボタンが追加されていますね。

ここからSlackやメールを使って簡単に共有できそうですね。

 

特にSlackとは、同じSalesforceグループとなったことにより、今後も連携機能が強化されそうで楽しみです。

Tableau よく聞かれる質問より ③

こんにちは

 

tab_usaと申します。

 

仕事がらTableauのデモをすることがしばしあり、その際、お客様からよくご質問されるものをブログにて残していこうかと思います。

 

Tableauに興味がありながらも、なかなか一歩踏み出せない方などの、ご参考に少しでもなれば幸いです。

 

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目次

  1. ご質問内容
  2. 回答

 

 

1. ご質問内容

 

これも多いご質問の一つです。

 

「先ずは自分で触ってみたい。簡単というが学ぶ方法はあるか?」

 

 

2. 回答

 

実際にお客様の環境で試す方法としては、無料トライアルをご使用する方法がございます。

2週間という期間はありますが、費用もかからないのでお気軽に始めることが可能です。

 

無料トライアル(Tableau Desktop)のリンク

www.tableau.com

 

 

また、学ぶ方法についてですが、Tableauが公開している無料の動画がお手軽で、ご活用しやすいかと思います。

https://www.tableau.com/ja-jp/learn/training/20213

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その他

You Tubeでも、Tableauで検索すると多くのコンテンツに出会うことができます。個人的なオススメは、下記のリンクです。

www.youtube.com

 

また、有償とはなりますが、e-ラーニングも用意されています。

www.tableau.com

 

書籍もございます。

AmazonなどでTableauで検索頂くと多くの書籍がヒットします。

こちらもご検討いただければ幸いです。